化成品工程では製塩工程からとれる「製塩にがり」を濃縮冷却し、塩化カリウム、濃厚苦汁などを製造しています。
にがりの濃縮
製塩工程から送られる製塩にがりを、製塩工程と同様の多重効用缶で蒸発させ製塩にがりを濃縮させます。
にがりの冷却
蒸発缶で濃縮された製塩にがりは晶析槽で70℃→30℃まで冷却され、ここで塩化カリウムの結晶をつくります。
脱水
塩化カリウムの結晶は母液(にがり)とともに抜き出され、脱水機によって結晶と母液を分離します。
ここで取りだされる結晶は純度95%程度の塩化カリウムで、分離された母液は濃厚苦汁として販売しております。
精製塩化カリウム製造
脱水機から取りだされた塩化カリウム(純度95%)は、高温溶解され再度結晶化、脱水、乾燥される事で純度の高い塩化カリウム(純度99%)が製造されます。
高純度塩化カリウム製造
高純度塩化カリウムの製造ラインでは、精製塩化カリウム(純度99%)等を再度溶解し結晶化させます。
取りだされた結晶は脱水乾燥工程を経て、水分を飛ばす事でさらに純度の高い塩化カリウム(99.5%)となります。